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【中央競馬】チャンピオンズC 予想-大川馬天柳-

クロフネ
父: フレンチデピュティ
母: ブルーアヴェニュー
母父: Classic go go
【実績】
1着: NHKマイルC、ジャパンカップダート、毎日杯、東京中日S杯武蔵野S
3着: 神戸新聞杯、ラジオたんぱ杯3歳S
2001年: JRA賞最優秀ダートホース、ダートグレード競走最優秀馬

2000年10月14日(土)、京都芝1600mにて新馬戦デビュー。しかし、エイシンスペンサーにクビ差及ばず、2着でした。同年10月28日(土)、京都芝2000mにて新馬戦に出走、オッズ1.3倍の圧倒的な人気に応え勝利しました。
ジャパンカップダートでは、当時、東京のダート2100mのコースで行われていました。クロフネはやや後方からのスタートになりましたが、向正面、3コーナーで前方進出すると、4コーナーで先頭に立ち、そのまま他馬を引き寄せず7馬身差を離して圧勝する強さを見せ、芝ダート両方のGⅠ制覇を達成しました。また、レコード勝ちを果たし、これで生涯4度目のレコードを達成しました。
しかし、翌年の海外遠征のプランに向けて、調整が進められましたが、途中、屈腱炎を発症し、苦渋の引退の決断がされました。引退後は、種牡馬としても活躍し、ソダシやホエールキャプチャ、アエロリット、カレンチャン、現役馬としてママコチャなど牝馬を中心に輩出しています。2020年に種牡馬を引退し、余生を過ごしていましたが、2021年1月17日、老衰のため、天に旅たちました。

[各出走馬の診断]
1枠
1番 クラウンプライド
昨年は韓国遠征明けにより、凡走していたようです。今年はしっかりとケアをしながら追い切りを消化しているそうですので、位置取りや立ち回り次第で残りそうです。

2番 レモンポップ
今年の南部杯は昨年と比べ、時計やパフォーマンスは劣りますが、歳を重ね、海外遠征の影響があったかもしれません。南部杯で使われたことで、追い切りも昨年のチャンピオンズCのように戻ってきました。今年は内枠に入り、ハナを切りやすくなったと思います。あとは、連覇に届くかどうかです。

2枠
3番 ハギノアレグリアス
中京の砂は合っており、中京においての上り3Fはメンバー屈指です。前走は斤量59.5㌔を背負い快勝しましたが、その反動が出ないかどうかが心配材料です。しかし、もし問題がなければ、立ち回り次第で残りそうです。

4番 ペプチドナイル
フェブラリーSで初めてワンターンのコースに出走したが、諸共せずGⅠ初制覇し、6歳になって充実期に入ってきたと思います。南部杯でもレモンポップに3/4馬身差まで迫り、3着との差も5馬身離すという力を示しました。追い切りも重馬場ながら、ラスト1F11.9という好時計を出し、全盛期を迎えようとしています。GⅠをもう1勝するなら、このレースが最後のチャンスになると思いますし、春秋ダート2年連続達成の期待もかかります。

3枠
5番 ペイシャエス
実績を見ると、2000m以上が合う印象がありますが、エルムSを勝利したことが今回のレースに向けての収穫になっていると思います。メンバーは強化されますが、立ち回り次第では残りそうです。

6番 ドゥラエレーデ
前走は内枠で揉まれてしまい、不完全燃焼に終わりました。今回は前回よりも外に入り、チャンスはあると思います。元々、昨年の3着馬でもありますので、ここでも展開次第で残りそうです。

4枠
7番 セラフィックコール
GⅡ、GⅢでは、実力トップですが、GⅠでは、苦戦することが多いです。今回も、血統の壁を乗り越えられるかどうかです。

8番 ウィルソンテソーロ
これまでにいくつか黄金期を迎えていましたが、今回はいままでと違い、充実期も入っていると思います。前走は4馬身差の圧勝劇を見せ、この反動がなければ、GⅠ級レースの連覇も射程圏にあると思います。

5枠
9番 テーオードレフォン
どちらかといえば、よく使われている右回りコースのほうが合う印象ですが、中京ダ1800mコースに勝ち鞍があることが救いです。メンバー強化でどこまでいけるかです。

10番 アーテルアストレア
昨年と違い、JBCに出走せずに本番を迎えますが、JBCをスキップすることでその分、調整にかける時間を確保することができたそうです。ただ、今年のレディスプレリュードでは昨年より少頭数で、勝ち切れていないことが心配なところですが、上り3Fは昨年より速いです。中京は得意としていますので、立ち回りと展開次第になるでしょう。

6枠
11番 ミトノオー
前走、前々走は番手の馬のマークにより、苦しくなり後退してしまいました。ここでもテンポよく逃げたいところですが、同系に強力な馬がいますので、どう対応するかでしょう。

12番 サンライズジパング
みやこSを快勝し、そのままの勢いでここでも上位争いになりそうですが、ジャパンダートクラシックの結果を見ると、現状、強力な相手にどこまで追っていけるかによると思います。

7枠
13番 ミックファイア
古馬のいるGⅠ級レースの出走を重ねるごとに結果を出すようになってきています。今回も長距離輸送が課題になると思いますが、幾度か輸送を経験しており、そちらも徐々に克服しつつあるそうです。鞍上もルメール騎手に替わり、ますます軽視できないと思います。

14番 スレイマン
GⅢ級レースでは、2着が3回と好走しています。また、中京も得意としていますが、GⅠレースで好走するには、もう一押し実績がほしいです。

8枠
15番 グロリアムンディ
中京ダ1800mの勝ち鞍はありますが、1800mより長い距離のほうが合う印象です。スタミナ勝負にもっていけば、浮上するかもしれませんが、展開次第になるでしょう。

16番 ガイアフォース
フェブラリーSでダートの適性を示しましたが、今回は大外番に入ってしまい、現状の力でどう立ち回るかです。

[印]
◎レモンポップ
〇ペプチドナイル
▲ウィルソンテソーロ
△ハギノアレグリアス
△クラウンプライド
☆ペイシ、ドゥラ、アーテ、サンラ、ミック

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