4年振りに中京競馬場で中京記念が行われます。中京競馬場で行われた2012年~2019年の8年のデータを見ますと、中穴の台頭が目立ちます。しかし、2016年~2019年では、三連単の配当を見ますと、それほど荒れていませんでした。
中京記念もハンデキャップ戦ですが、先週の函館記念とは対象的に前走との斤量差が増えている馬の方が比較的馬券に入りやすい傾向にあります。
また、2012年~2019年の馬券に入った馬の4角の通過順を見ますと年によって違うことから、最後は追い比べになりやすい傾向にあります。ただし、脚質は差し・追込が優勢であり、中団や後方からの差し切りが決まりやすい傾向もあります。事実、上がり最速の馬の複勝率が70.0%と高確率で馬券に入っています。
前走レースでは、主にパラダイスS、京王杯SC、米子Sを出走した馬が活躍しています。今年は、米子Sから臨戦する予定の馬が多く、登録段階で5頭出走する予定です。もしかすると、少なくとも1頭が馬券に入るかもしれません。では、前走米子S組から注目の2頭を紹介します。
1頭目は、ウイングレイテストです。この馬は、最終直線で先頭に並びましたが、途中3頭に交わされ、4着と馬券を外しました。しかし、最後まで失速することなく走りきれたことには評価できると思います。あとは、当日道悪にならなければ、チャンスはあると思います。2頭目はメイショウシンタケです。休み明けかつ人気薄でしたが、勝利したことは力はあると思います。ただ、この馬は上がりがかかれば好走しやすい傾向にありますので、土曜日、当日の時計が要チェックです。
その他、米子S組以外で注目する馬はアドマイヤビルゴです。この馬はタフな馬場で好走する傾向にありますが、後に重賞で活躍するファルコニアやアラタと善戦したり、プログノーシスに勝利したりと重賞で勝てる力はあると思います。あとは斤量57.5kgをどう対応するかです。
もう1頭、ディヴィーナに注目です。前走ヴィクトリアマイルでは、4着と馬券を外しましたが、上がり最速で鋭い脚を使えることはこの馬にとっての武器になります。展開が向けば、1発がある馬です。
【中央競馬】重賞ピックアップ-中京記念・展望--大川馬天柳-