中央競馬

【中央競馬】安田記念 予想-大川馬天柳-

タイキシャトル
父: Devil's Bag
母: ウェルシュマフィン
母父: Caerleon

日本が世界に誇る最強マイラー。また、芝だけではなくダートでも重賞制覇経験がある二刀流です。外国産馬として初めてJRA賞年度代表馬に選出。さらに、フランスのエルメス賞最優秀古馬やJRA顕彰馬にも選出されています。
デビューは1997年4月19日の東京ダート1600m、4歳未勝利戦でした。当時は蹄の化膿やソエに悩まされ、デビューが遅れたとともに、まだ脚に不安が残る中、タイキシャトルに無理をしないようダートでデビューすることになりました。結果は、アカシグリスンを4馬身差をつけての快勝。その後の4歳以上500下も芝に切り替えて、菖蒲Sも連勝しました。
初めての重賞挑戦はユニコーンS。東京ダート1600mでしたが、厩舎側のマイルで走らせたいという思いから、このレースの出走が決まりました。結果はワシントンカラーに2馬身半差をつけての快勝。ここからさらに快進撃を続けます。
芝に再び切り替えて、スワンSを勝利した後、マイルCSに挑戦します。GⅠで活躍してきた強いメンバーが揃う中、なんとここでも2着のキョウエイマーチに2馬身半差をつけて快勝し、強さを見せました。その後、短距離最強を決めるスプリンターズSでも勝利、快進撃は止まりません。
翌年、蹄のトラブルにより間隔が開きましたが、京王杯スプリングCに出走。ここでも勝利をすると、安田記念に出走しました。当時、雨が降っており、馬場状態は不良。オッズ1.3倍の圧倒的な評価を得ていましたが、道悪に不安視する声もありました。しかし、最終直線で6番手から追うと、一時は香港所属のオリエンタルエクスプレスが先頭にでますが、ラスト200m付近で交わし、2馬身半差をつけて勝利。道悪の適性を示し、不安を払拭する強さを見せました。

「夢は世界へ飛び立つか、タイキシャトル、先頭でゴールイン!」

その後、フランスのジャック・ル・マロワ賞に挑戦し、モーリス・ド・ゲスト賞で史上初に海外GⅠ制覇したシーキングザパールに続き、勝利をしました。そして、スプリンターズS3着を最後に引退、種牡馬としても活躍をしました。
タイキシャトルは2年前の2022年に老衰による心不全で亡くなりました。その当時、馬房は荒れることなく、眠るように亡くなったそうです。

上半期のマイル王を決める安田記念。今週から3歳馬も古馬に混じって出走します。今年は3歳馬の出走はありませんが、香港から2頭出走します。数々のGⅠレースで活躍する香港所属馬に日本所属馬は対抗できるでしょうか。

[各出走馬の見解]
カテドラル
ワンターンのコースというよりは、1周の1800mのほうが合うイメージがあります。近3走では、着外ですが、上り3Fはいずれも2位以内で脚はまだまだ健在です。しかし、相変わらず出遅れが目立つこともあり、今回も出遅れてしまえば、追うのが厳しくなるかもしれません。また、雨が降って時計がかかるほうがよく、展開の助けがあれば、健闘はできるかもしれません。

ガイアフォース
前走フェブラリーSでは初ダートで2着でしたが、ゴール直前でも1着のペプチドナイルを抜き去る勢いはあり、距離がもう少しあれば勝利していたと思います。安田記念では、過去に4着の健闘実績があります。前目に位置どれば、昨年の天皇賞(秋)のようにしぶとく残れるかもしれません。

レッドモンレーヴ
東京芝はよく合っており、着外経験もありますが、6着までと大きく崩れてはいません。前走は惜しくも2着でしたが、上り3Fは32.2秒と申し分ないです。あとは天気が保ってくれれば、ここでも好走すると思います。

ジオグリフ
ダートGⅠを走っていた時期もありましたが、やはり芝のほうが合うと思います。千八がベストで前々走の中山記念では3着と好走していましたが、前走の大阪杯でも5着と健闘していました。朝日杯FS以来のマイルですが、芝に戻って復調の兆しもありますし、前目に位置どればしぶとく粘れると思います。

ナミュール
前走ヴィクトリアマイルの8着は出遅れが響いてしまいました。それでも、上り3Fは33.8秒の2位とキレる脚はもっています。ゲートの課題が残りますが、うまく出られればチャンスはあるでしょう。あとは、海外明け2戦目で見えない疲れがないかどうかです。

ドーフネ
逃げたときは、[3-2-1-0]と安定感があります。今回、ウインカーネリアンがいますが、内よりの枠に入っていますので、おそらくハナを奪えるでしょう。東京芝コースは合いますので、5億円馬としての意地を見せてほしいところです。

ロマンチックウォリアー
19戦14勝で、5着以下はなしと抜群の安定感があります。大半が沙田競馬場で走っていますが、ムーニーバレー競馬場など他の競馬場でも問題なく走れています。また、馬場が渋っていても走れます。久々のマイルかつ初めての18頭立てですが、ここでもいつも通りの走りができれば上位争いは間違いないと思います。

エアロロノア
前走は休み明けの1戦でしたが、4着と健闘しています。キレる脚のタイプではないように見えて、東京では4戦中3戦で上り3F3位以内に入っており、直線の長いコースが合うと思います。しかし、東京芝でまだ馬券に入ったことはありませんので、ここでも脚を使ってどこまで追い込めるかです。

パラレルヴィジョン
マイルは芝・ダート合わせて3戦3勝しています。キレる脚を使うタイプではないと思いますが、前目でしぶとく残ることができます。初のGⅠですが、2連勝の勢いに乗ってここでも上位争いに持っていきそうな気配はあります。

ソウルラッシュ
前哨戦のマイラーズCでは好走しますが、安田記念は過去に2度出走して、いずれも着外でした。そのうえ、いずれの着外は出遅れや直線不利など不甲斐ない走りになっています。しかし、近走ではマイルCSで2着、前走のマイラーズCはセリフォスに1馬身以上差をつけての勝利と充実期に入っています。ビッグタイトルを獲るには今がチャンスだと思います。

ウインカーネリアン
この馬もハナを切ったときはしぶといですが、ハナを奪えなくても前目でしぶとく残ることができます。したがって、ドーブネがハナを切ることを阻止しようとしなければ、番手辺りで控えるかもしれません。あとはどこまで粘れるかです。

フィアスプライド
実績を見る限り、中山のほうが合いそうなイメージはあるとヴィクトリアマイルのときにも述べましたが、東京も合っています。間隔が詰まり、騎手の乗り替わりもありますが、ここでも善戦しそうです。

ステラヴェローチェ
1年以上のブランクがありましたが、復帰後3戦目の大阪城Sで復活勝利を挙げたあと、前走大阪杯でも4着と健闘しました。速い脚を使えるようになっており、あとはマイルに対応できるかです。

コレペティトール
GⅢクラスでは、京都金杯を勝利していますが、前走マイラーズCでは8着でした。相手関係を考えると、ここではチャレンジになりそうです。

ウォイッジバブル
1800m以上では、ドバイターフのように大きく崩れることはありましたが、1600m以下では、着外の経験がなく安定感があります。香港馬では、ロマンチックウォリアーの出走もありますが、距離実績でいえば、ウォイッジバブルのほうが上です。この馬も初めての18頭立てで大外になりますので、立ち回りと展開次第になりますが、上位争いにもっていくことは可能だと思います。

エルトンバローズ
毎日王冠でマイル女王ソングラインにハナ差ですが、勝利しています。しかし、斤量が増えてからはマイルCSでは4着と健闘していたものの、その後の2戦はいずれも着外で苦戦気味です。海外明けで枠も大外に入り、どう立ち回るかです。

セリフォス
昨年のマイルCSと香港マイルではいずれ着外と不調でしたが、前走マイラーズCでは、2着と復調の気配を見せました。しかし、今回は大外に入り、立ち回り次第になります。ただ、3歳でマイルCS優勝経験がありますので、意地と底力で浮上する可能性はあると思います。

ダノンスコーピオン
2022年の富士S以来、不調が続いていましたが、前走の京王杯SCでは上り3F2位の4着と復調の気配を見せています。今回は大外18番に入りましたが、実はNHKマイルCでも大外18番に入り、勝利しています。その時のように走ることは難しいかもしれませんが、激走する可能性はあると思います。

[予想]
◎パラレルヴィジョン
○ロマンチックウォリアー
▲ソウルラッシュ
△ヴォイッジバブル
△ガイアフォース

☆ドーブネ
☆ステラヴェローチェ
☆ダノンスコーピオン
☆ジオグリフ
☆フィアスプライド

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