中央競馬

【中央競馬】スプリンターズS 予想-大川馬天柳-

サクラバクシンオー
父: サクラユタカオー
母: サクラハゴロモ
母父: ノーザンテースト
主な勝鞍: スプリンターズS(2連覇)
タイトル: JRA最優秀短距離馬(1994年)
デビュー: 1992年1月12日(1着勝利)
小島太を主戦騎手としてスプリンターズSを2連覇しました。1度目はヤマニンゼファーやニシノフラワーも出走する中、最終直線で先頭に抜け出して1着入線しました。2度目は2着のビコーペガサスを4馬身離して連覇達成。「予想通りのレコード決着」となりました。
引退後、種牡馬としてビッグアーサーやショウナンカンプを輩出。母父としてキタサンブラックを輩出しています。

[出走馬診断]
オオバンブルマイ
海外から帰国後、いきなりの芝1200mチャレンジでしたが、最終直線では最後方から切れ味が炸裂し、3着入線。中山でも同じ展開で行くなら差し届くかどうかです。

トウシンマカオ
前走のセントウルSでは、最終直線で外から伸びて1着入線し、重賞で左回りコースを攻略。今回は得意の右回りコースに変わりますが、今度は内枠の壁が立ちはだかります。展開次第になりますが、ここでも攻略できるかが鍵です。

ウインマーベル
重賞4勝、22年スプリンターズS2着と実績は上位。1400mがベストですが、後半がかかる展開であれば、22年スプリンターズSのように切れ味が炸裂すると思います。また、今回は内枠に入りましたので、悲願の制覇のチャンスはあると思います。

エイシンスポッター
重賞未勝利ですが、2, 3着の経験はあり、重賞級の実力はあります。鋭い脚が武器ですが、後方競馬になりやすく、差し届くかどうかは未知です。今回シュタルケ騎手が鞍上となり、どこまで立ち回れるかによると思います。

ナムラクレア
芝1200mはGⅠレースも含めて着外はありません。前走は内が塞がってしまい、5着入線でしたが、今回は前走より外に入りましたので、巻き返しのチャンスはあります。残念ながら、主戦の浜中騎手は騎乗停止により横山武史騎手に乗り替わりですが、個人的に応援している馬ですので、悲願の制覇をしてほしいと願っています。

ママコチャ
昨年のスプリンターズS覇者。暑い時期の競馬を得意としており、阪神Cや高松宮記念は不振でしたが、前走のセントウルSで調子を取り戻しています。今まで強いライバルを相手にしており、ここでも連覇を見込めます。

マッドクール
今年の高松宮記念覇者。熱中症を発症した23年CBC賞と海外レースを除けば、複勝は外していません。休み明けですが、追い切りを見る限りでは、心配ないと思います。多頭数を得意としており、ここでも春夏連覇を見込めます。

モズメイメイ
昨年の葵Sを勝利して以降、今年の高松宮記念までは低迷続きでしたが、夏に入ってからは差す競馬を覚え、復調してきていると思います。今回も差す競馬になると思いますが、昨年とは違う姿が見られそうです。

ムゲン
チェアマンズSP3着の香港馬。そのチェアマンズSPでは、後方から鋭い脚を使って追い込みました。アイランドサプライズを帯同馬として追い切りで併走していますので、その成果が試されると思います。

ピューロマジック
葵S、北九州記念と重賞連覇してきましたが、前走セントウルSでは、最後で止まってしまい大敗を喫しました。スタートのダッシュ力はトップレベルですが、今回出走する香港馬に同系がおり、ここでもハナを奪えるかが鍵になります。

ダノンスコーピオン
富士S以降、凡走が続いていますが、前走芝1200mに初挑戦して上がり3F2位をマーク。しかし、位置取りが後ろすぎて先頭に全く届かず、ここでも2ケタ順位で終わりました。切れ味を出すよりは、ジリジリと前へ行きますので、直線の長い東京のほうが合うイメージ。

サトノレーヴ
芝1200mは重賞レースも含め、連対を外していません。切れ味というよりは、トップスピードを持続される力があると思います。レーン騎手が継続騎乗するということことから、負けられないレースになると思います。破竹の勢いでGⅠ初制覇が見込めます。

ルガル
前走高松宮記念では、骨折を発症。今回は骨折明けのレースになります。追い切りを見る限りでは、しっかりと動けており、力を出せる状態にあると思います。実力も上位ですが、まずは無理せず走りきることを祈るばかりです。

ビクターザウィナー
今年の高松宮記念3着の香港馬。先頭で逃げるとしぶといですが、同系がいますので、まずは先頭を奪えるかが鍵です。鞍上がモレイラ騎手に乗り替わることは勝負に出ていると思います。

ヴェントヴォーチェ
昨年の高松宮記念以来、1年半ぶりの出走になります。大外ですが、オーシャンSの勝ち方を見ると、ちょうどよい枠になったと思います。追い切りも坂路でじっくりと調整し、体勢を整えています。あとは、長い休み明けでどこまで走れるかです。

ウイングレイテスト
函館SS、アイビスSDは斤量59kgを背負わせながらも、いずれも2着と好走しています。持続力を武器としていますが、今回は大外に入り、いかに立ち回れるかが鍵になると思います。

[予想と見解]
◎サトノレーヴ
○ママコチャ

北海道で重賞2連勝したサトノレーヴを本命にします。中山芝1200mも2勝しており、春雷Sはフルゲートの13番で勝利しています。トップスピードを長く持続させることができ、重賞2連勝もその持ち前の脚で勝ってきました。気温もちょうどよく、サトノレーヴにとってはよい舞台になるでしょう。レーン騎手の継続騎乗は勝ちに行く勝負に出ていると思います。
ママコチャは今の気温がちょうどよく、前走セントウルSで調子を取り戻しました。実績を見る限り暖かければ、枠番問わず走ります。年齢やローテは昨年と違いますが、鞍上と枠番が昨年と同じところは心強いと思います。

-中央競馬