中央競馬

【中央競馬】秋華賞 予想-大川馬天柳-

アカイトリノムスメ
父: ディープインパクト
母: アパパネ
母父: キングカメハメハ
【実績】
1着: 秋華賞、クイーンC
2着: 優駿牝馬

「アカイトリ」は母のアパパネの異名より。2020年8月2日、新潟でデビューしました。1番人気に推されましたが、最終直線で伸びを欠き、7着に終わりました。次戦の未勝利戦では、巻き返し、初勝利を飾りました。
秋華賞では、当時、京都競馬場が改修工事であったため、阪神競馬場で行われていました。この時、GⅠ含め重賞5勝をあげた「純白のアイドル」ソダシが注目を集めており、樫の女王ユーバレーベンも出走。ローズS馬アンドヴァラナウトや紫苑S馬ファインルージュも出走する中、アカイトリノムスメは4番人気の評価でした。
アカイトリノムスメは6枠12番のスタート。最終4コーナー、先団で外に出し、進路を確保すると、先頭を追うソダシや先頭で粘るエイシンヒテンを捕まえます。内から追うアンドヴァラナウトや外から迫るファインルージュとの追い比べになりますが、最後はアカイトリノムスメが抜け出し、秋華賞を制しました。

「三冠目は譲れない、12番アカイトリノムスメ、ゴールイン!」

「父ディープインパクト、母アパパネの名にかけて三冠目だけは譲れなかった12番アカイトリノムスメです!」

秋華賞を制した後、エリザベス女王杯に直行しましたが、7着に敗れ、翌年の阪神牝馬Sで立て直しを図るも、レース当日の怪我により引退しました。今年、ブリックスアンドモルタルとの間で初仔が生まれ、今後の活躍が期待されます。

[各出走馬の診断]
1枠
1番 ホーエリート
紫苑Sでは、上り3F2位と秋華賞に繋がる収穫はあったが、メンバーが強くなる中、どこまで行けるかです。

2枠
2番 ミアネーロ
紫苑Sでは、上り3F1位で2着で、レコードタイムは譲りましたが、大きな収穫はありました。今回も内枠ですので、紫苑Sのような立ち回りができるかです。

3番 クイーンズウォーク
ローズSを勝利していますが、左回りのほうが合う印象です。川田騎手は現時点で京都芝2000mのリーディングであり複勝率は高いですが、4着の結末もありそうな気配はあります。

3枠
4番 タガノエルピーダ
朝日杯FSの3着は伊達ではないと証明するときです。本命ではありませんが、穴としてありそうなのはこの馬です。

5番 チェルヴィニア
桜花賞の大敗から、オークスで復活勝利し、樫の女王に。内回りの心配がありますが、オークス時の上り3F1位の実績とハービンジャー産駒の安定した実績でここでも負けられません。

4枠
6番 ラビットアイ
秋華賞史上初、フルゲートの頭数が割れ、未勝利戦のみ勝利した馬として出走が叶いました。ローズSでは崩れましたが、それまではフラワーCを含め着外を外さないしぶとさを見せてきました。しかし、メンバーがさらに強化される中、ここでもチャレンジになると思います。

7番 チルカーノ
古馬とのレースを交え、長久手特別で2勝クラスを勝利しています。その実績がどこまで通用するかです。

5枠
8番 コガネノソラ
クイーンSでは、斤量51kgを背負い、外枠でしたが、有力馬に力を見せつける勝利をしました。今回は斤量55kgに戻り、+4kgに。これと1F延長がどこまで影響するかによります。

9番 アドマイヤベル
スワーヴリチャード産駒らしく、上り3F上位を出すことができることに加え、前目を位置取ることもできる強みがありますが、初の右回りでどこまで追えるかです。

6枠
10番 ボンドガール
前走斤量+4kg、1F延長かつ初の2000mを上り3F1位の3着という負けて強しの結果を残しました。しかし、馬場の影響があったものの、最終追いで伸びを欠いたのは不安材料になります。

11番 ランスオブクイーン
オークスでは、大外で5着と強い内容を残しています。今回もオークスと同じくらいの強いメンバーで上位争いに加わることができるかです。

7枠
12番 ラヴァンダ
フローラSでは2着と好走していますが、ここは展開の助けが必要になりそうです。

13番 クリスマスパレード
紫苑Sでは、レコード勝利でしたが、これまで3回の勝利は全て中山です。番手で粘ることができるのが武器ですが、場所が京都であることと位置取りが鍵になりそうです。

8枠
14番 ステレンボッシュ
オークスでは、落鉄がありながらも上り3F1位の2着と負けて強しの内容でした。今回、外枠に入りましたが、外枠のほうが走りやすいイメージがあります。不安材料としては、追い切りのやり方はこれまでと違うところです。また、最終追い切りでミアネーロと併走していましたが、ミアネーロのほうがよく写ります。6戦全て連対以内、今回も守り切れるかどうか注目です。

15番 セキトバイースト
逃げ粘りを武器とする伏兵です。ローズSも大逃げで3着としぶとく残りました。大外でも粘れることができるかどうか注目です。

[印]
◎チェルヴィニア
○ステレンボッシュ
▲ミアネーロ
△ボンドガール
△クイーンズウォーク
☆クリス、セキト、タガノ、ランス

ステレンボッシュを本命にする予定でしたが、追い切りの内容の不安により対抗に、チェルヴィニアを本命にしました。ボンドガールを単穴にする予定でしたが、最終追い切りの内容から連下にしました。前走の内容と追い切りの内容からミアネーロを単穴にしましたが、もう少し外がよかったと思います。

-中央競馬