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【中央競馬】ジャパンC 予想-大川馬天柳-

アーモンドアイ
父: ロードカナロア
母: フサイチパンドラ
母父: サンデーサイレンス
【実績】
1着: 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンC(2回)、天皇賞(秋)(2回)、ヴィクトリアマイル、ドバイターフ、シンザン記念
2着: 安田記念
3着: 安田記念
2018年: 牝馬三冠、JRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀3歳牝馬
2020年: JRA賞年度代表馬、JRA賞最優秀4歳以上牝馬、TRC世界年度代表馬
2023年: 顕彰馬
その他: 芝GⅠ級最多9勝

2017年8月6日(日)、新潟芝1400mで新馬戦デビューしました。オッズ1.3倍という圧倒的人気がありましたが、最終直線で馬群から抜け出すのが遅れ、先に抜けたニシノウララに追いつけず、2着入選という結果に終わりました。同年10月8日(日)、東京芝1600mで未勝利戦に出走、ここでもオッズ1.2倍と圧倒的指示を受けました。すると、今度はその人気に応え、3馬身半差をつけて圧勝しました。
ジャパンCでは2018年と2020年で2度制覇しています。2018年では、最終直線までキセキがずっと先頭をリードする展開になり、中盤では11秒台のラップが続くタフな展開になりました。しかし、アーモンドアイは序盤、3番手を位置取ると、中盤ではキセキについていく展開になり、最終直線では、坂を登りきったところでキセキを交わして1着入選しました。ジェンティルドンナ以来、3歳牝馬として優勝を果たし、さらに2:20.6はアルカセットの2:22.1を1.5秒超える大幅のレコード更新となりました。

「強い!アーモンドアイ、4冠目のゴール、2分20秒6、もの凄いレコードが産まれました!」

2020年では、アーモンドアイ自身のラストランとなりました。ここでも1番人気になりますが、同年クラシック三冠、牝馬三冠を達成したコントレイルとデアリングタクトの出走もあり、混戦状態でした。しかし、キセキの大逃げがありながらも、最後は1馬身以上差をつけての勝利、三冠2頭を跳ね除け、最強の走りを見せ、有終の美を飾りました。
引退後、繁殖牝馬としてエピファネイアやモーリス、キタサンブラックとの仔を産み、エピファネイア産駒のアロンズロッドは、アーモンドアイの初仔としてデビューしています。また、今年、世界最強として引退したイクイノックスとの交配が完了し、受胎が確認され、将来の活躍が期待されています。

[各出走馬の診断]
1枠
1番 ゴリアット
実績を見ると、道悪に強く、東京の高速馬場に対応できるかが鍵になります。ジャパンCでは有利な最内に入っていますので、その枠を生かして、展開の助けがあれば、上位に浮上する可能性はあると思います。

2枠
2番 ブローザホーン
この馬も道悪を得意とし、馬場が渋るのが理想。上り3F上位の常連ではありますが、時計を見ると、そこまで抜群とは言えません。上がりもかかるのが理想でしょう。京都大賞典では、見せ場のない結果に終わりましたが、昨年も競走中止しており、おそらく京都大賞典との相性がよくないかもしれません。度外視でよいと思います。

3枠
3番 ドウデュース
天皇賞(秋)では、後方から異次元の末脚で見事に勝利をつかみました。今回も追い切りの内容はよく、ここでも勝ち負けになりそうな勢いです。このままジャパンCも勝って、秋三冠に王手をかけるのもよいですが、前走で芝2000mのGⅠを獲り、引退後の種牡馬としての価値が高くなった今、ここでも圧巻な走りを見せながらも、無事に走りきることを祈るばかりです。

4番 ジャスティンパレス
近5走では、重馬場に泣いた宝塚記念を除き、全て着内に入る健闘ぶりを見せています。今回は新鋭も加わり、どこまで追い込めるか。

4枠
5番 シュトルーヴェ
6勝のうち、3勝は東京で勝利しており、東京芝2400mも3度出走し、連対を外しておらず、得意としています。今回も強力なメンバーが揃っていますが、実力は引けを取らず、展開次第で上位に浮上する可能性はあります。

6番 ダノンベルーガ
天皇賞(秋)は不利を受け、失速してしまい、14着大敗を喫しました。ハーツクライ産駒はこの舞台との相性がよく、5歳になった今、充実期を迎えてもよいと思いますが、追い切りの動きは良くなく、不安が残ります。

5枠
7番 シンエンペラー
凱旋門賞は残念な結果に終わりましたが、ポテンシャルはあると思います。海外遠征明け、相手関係などの不安要素はありますが、ここでも健闘してきそうです。

8番 オーギュストロダン
日本の総大将がドウデュースならば、外国の総大将はオーギュストロダンでしょう。左回りコースを得意としており、これまで8勝してきたうち、6勝は左回りコースで勝利しています。母父Galileoの血統をもつ馬が好走するのは、これまでの結果を見て簡単ではないですが、アルカセット以来19年ぶりの勝利を外国産馬として手にするなら、この馬でしょう。ラストラン、父ディープインパクトの故郷で、最高の舞台で、有終の美を。

6枠
9番 チェルヴィニア
優駿牝馬、秋華賞の二冠を達成し、この勢いでここでも強力な牡馬相手に上位争いに加わるでしょう。

10番 ドゥレッツァ
この馬もオーギュストロダンと同じく、左回りコースを得意としています。英インターナショナルは強力な外国産馬相手に5着と健闘しており、天皇賞(春)の大敗から順調に立て直しています。展開次第では一発があってもおかしくないでしょう。

7枠
11番 カラテ
メンバーの中で唯一の8歳のベテラン馬であり、相手関係を見ると、チャレンジとなります。ここは無事に走りきることを祈って。

12番 ソールオリエンス
重馬場で力強い脚を発揮するので、馬場が渋るのは理想になります。ただ、距離が伸びることはプラスであり、展開次第で上位争いに加わることができるでしょう。

8枠
13番 ファンタスティックムーン
重馬場がよいかといえば、凱旋門賞の結果を見ると、必ずしもそうでもなく、馬場との相性が現れやすいかもしれません。東京芝を対応することができるかどうかが鍵になります。

14番 スターズオンアース
たとえ不利な大外でも、勝ち負けのところまで争える力をもっています。ドバイでは、外にモタれてしまい、無理して追わなかったことで結果、8着と始めて馬券外しましたが、ここでは、追い切りの内容からもしっかりと3着以内を確保してきそうな気配はあります。

[印]
◎5枠 オーギュストロダン
〇3枠 ドウデュース
▲14番 スターズオンアース

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