中央競馬

【中央競馬】優駿牝馬 予想-大川馬天柳-

エアグルーヴ
父:トニービン
母:ダイナカール
母父:ノーザンテースト

1995年7月8日、札幌芝1200mで新馬デビューを果たしました。しかし、マイネルランサムを差し切れず、惜敗しました。7月30日に2度目の新馬戦を同じ札幌芝1200mで臨みました。今度はスタートから逃げて、最後は5馬身突き放す圧勝劇を見せました。その後、いちょうSで勝負根性を見せての勝利しましたが、阪神3歳牝馬Sでは、ビワハイジを差し切ることができず、ここでも惜敗しました。
翌年、チューリップ賞を勝利し、桜花賞へ臨もうとするも、調整中に発熱を起こし、回避することになりました。そして、そのまま優駿牝馬へ出走することになります。
優駿牝馬では、オッズ2.5倍の1番人気に推されました。道中では中団に控えると、最終直線では馬場の4分どころに出し、先頭を狙います。途中、ノースフライトが寄れたことにより、他馬と接触する場面もありましたが、ここでも勝負根性を見せ、最後は1馬身半抜けてゴールし、母娘ともにオークス制覇を実現しました。その後、秋華賞では負荷のかけ過ぎなどによる影響もあり大敗を喫し、さらには骨折を発症、長期離脱を余儀なくされました。
翌年の夏、マーメイドSで復帰戦を果たしました。1番人気に推され、その人気に応えるように1着入線、復活勝利を果たしました。そのレースから勢いを再びつけ、札幌記念、天皇賞(秋)を制して3連勝しました。その後もGⅠでは、ジャパンC2着2回、有馬記念3着1回と5着1回、エリザベス女王杯3着1回、GⅡでは札幌記念連覇、産経大阪杯勝利、鳴尾記念2着と活躍ぶりを見せました。
繁殖牝馬としても活躍を見せます。初年度にアドマイヤグルーヴを生み、アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯を勝利し、親仔3代制覇を達成します。アドマイヤグルーヴは繁殖牝馬としてドゥラメンテを生んでいます。また、エアグルーヴの第8仔ルーラーシップは海外GⅠQE2世Cを制覇し、今では種牡馬として活躍しています。
エアグルーヴは1997年に最優秀5歳以上牝馬に選出されるとともに年度代表馬にも選出されています。そして、多くのGⅠレースなどで牡馬と互角にやり合ったから「女帝」と称され、今でも多くの競馬ファンに愛されています。

クラシック二冠目がいよいよスタートします。スピードとスタミナを発揮し、樫の女王となるのはどの牝馬か。

[各出走馬の見解]
ミアネーロ
レース映像を見る限りでは、脚は持続型のように見えます。スピードや加速力に長けており、流れに乗って走ることが上手です。もし桜花賞に出走していたら、面白い1頭になったかもしれません。初の左回りですが、最終追い切りがよく、ここでも流れに乗って最後は前目で先頭を狙っていけば一発チャンスはあるかもしれません。あとは距離がもつかどうかです。

クイーンズウォーク
この馬もどちらかといえば脚は持続型だと思います。最終直線でしっかりと追えており、クイーンCで勝利したように、直線の長い東京芝コースでは追いやすいと思います。新馬・未勝利戦で出遅れがありますので、今回もしっかりとゲートを出られるかがポイントになります。距離は長くなりますが、クイーンCのように追うことができれば、チャンスはあるでしょう。

エセルフリーダ
キレ味は発揮できるほうで、脚が溜まりやすい小回りコースが合いそうな印象があります。2勝はいずれも10頭未満で、今回の18頭立てでどう立ち回るかがポイントです。

パレハ
脚は持続型。前走はかかってしまったそうなので、今回はしっかりと折り合いたいところです。未勝利戦の勝利はインの伸びの恩恵を受けたところもあり、展開の助けが必要かもしれません。

コガネノソラ
勝利するまでに4戦要しましたが、勝利をしてからスイートピーSまで3連勝しています。東京の未勝利戦、1勝クラスのレースを見ますと、持続型のように見えますが、前走のスイートピーSを見ると、キレ味も発揮することができるようです。ここでも中団で控えてキレ味を発揮できれば、上位に浮上してきそうです。出遅れの経験がありますので、ゲートをしっかり出ることができるかも鍵になります。

サンセットビュー
良馬場で複勝圏内に入った経験がないことが気になります。勝利しているのは、稍重のときのみで、馬場は渋ったほうがよさそうです。上り3F実績を見る限りでは、速い脚を使うタイプではなさそうですが、持久戦にもっていくと面白いかもしれません。

ステレンボッシュ
脚は持続型のように見えて、阪神JFを見るとキレ味も発揮できるようです。能力の高さが伺え、直線の追い込みも引けをとりません。ただし、少々不利を受けやすい傾向にありますので、展開に泣かされないよう立ち回ることができれば、勝ち負けになると思います。

ホーエリート
鋭く追い込めるタイプではないようですが、前走フラワーCのように展開次第で中団からでも追い込むことができます。持久戦にもちこめば、浮上する可能性はあると思います。

ラヴァンダ
新馬戦から3戦は1400mで好走していますので、短距離向きのイメージがありましたが、前走フローラSではそれを覆す強さがあったと思います。今回距離がさらに長くなるので、いかに折り合えるかがポイントになります。また、前目で速い脚を保たせることができれば、上位争いに加わることができるでしょう。大穴を開けるなら、この馬だと思います。

アドマイヤベル
4戦全て左回りで馬券を外しておらず、よく合っていると思います。長い直線コースとも合っており、どちらかと言えば持続型の脚だと思いますが、最後しっかりと追い込んで伸びてきます。距離不安が囁かれますが、しっかりと折り合えば、上位に浮上してもおかしくないでしょう。

ヴィントシュティレ
初勝利まで5戦を要しました。その初勝利が東京芝2000mコースでしたが、大逃げを打って最後まで粘り切りました。ただし、このときは初日開催で、馬場が最も良好な状態でした。今回は、10日目開催であれば、コースも違います。相手一気の強化でどこまで粘れるかです。

チェルヴィニア
桜花賞では、ケガによる休養明けで最終直線では前に進みかけましたが、進路が塞がる不利を被り、大敗を喫しました。
今回は叩いてからの1戦です。キレ味を発揮することができ、アルテミスSでは好位から、1馬身以上離して勝利しました。ルメール騎手も復帰して鞍上が戻ったことで、復活勝利を狙ってくるでしょう。

スウィープフィート
チューリップ賞では、鋭いキレ味で後ろから差し切って勝利しました。しかし、桜花賞では、位置が後ろ過ぎてしまいました。4コーナーから直線にかけて外に出そうとするも、ライトバックに阻まれ、抜け出すことができませんでした。ここでもしっかりと追い込むことはできましたが、結果複勝圏に届かず、4着でした。今回、折り合いが鍵になりますが、流れれば末脚で浮上する可能性はあるでしょう。

ライトバック
前走桜花賞では、出遅れて後方競馬になりましたが、最後は鋭い脚で3着まで追い込みました。出遅れが目立ちますので、まずはゲートをしっかり出て位置を取ることができるかどうかです。母父Exceed And Excelの産駒は短距離が多い傾向にあるため、2400mがもつかどうかは微妙なところです。うまく折り合えるかどうかです。

サフィラ
未勝利戦やアルテミスSのようにキレ味を発揮して追い込むタイプだと思います。前走クイーンCでは、馬体重が減り、力を出すことができませんでした。今回は調教後の馬体重が大幅に増えていますので、心配ないとは思いますが、直前の馬体重に注目です。

ショウナンマヌエラ
現状では、控えるよりハナで逃げなければ追うのは難しそうです。したがって、出遅れは致命的になると思います。しかし、これまでに先頭で逃げた馬は苦戦を強いられており、この馬もどこまで逃げられるかチャレンジになります。

タガノエルピーダ
持続型の脚でしっかりと追い込むタイプだと思います。朝日杯FSは紅一点の出走で3着と好走、1着のジャンタルマンタルとの0.2秒差も収穫だったと思います。チューリップ賞では、大外で終始外を走らされ、最後は苦しくなりました。今回も大外枠ですので、いかに立ち回るかがポイントです。

ランスオブクイーン
初勝利まで4戦を要しましたが、脚を使って追うことはできています。おそらく持続型でしょう。GⅠで相手が一気に強化されますが、どこまで追い込めるかです。

[予想]
◎ステレンボッシュ
○チェルヴィニア
▲アドマイヤベル
△ライトバック
△タガノエルピーダ

☆スウィープフィート
☆ミアネーロ
☆コガネノソラ
☆クイーンズウォーク
☆ラヴァンダ

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