中央競馬

【中央競馬】優駿牝馬 回顧-大川馬天柳-

[結果]
1着 チェルヴィニア(○)
2着 ステレンボッシュ(◎)
3着 ライトバック(△)

9着 アドマイヤベル(▲)
16着 タガノエルピーダ(△)

全馬ほぼ揃ってのスタート。ショウナンマヌエラがハナを切る。後ろにタガノエルピーダが着いていく。しかし、1コーナーでヴィントシュティレがハナを奪おうと前へ押す。ショウナンマヌエラもハナを譲らず2頭競り合う展開に。向正面入口ではショウナンマヌエラがハナをキープする。それにヴィントシュティレが併せるように着いていく。6馬身以上離れて3番手にタガノエルピーダ、僅か後ろにランスオブクイーン。アドマイヤベル、ステレンボッシュは中団、チェルヴィニアはステレンボッシュをマークするように後ろに位置取る。ライトバックは後方。1000mは57.7秒。途中、ヴィントシュティレがショウナンマヌエラを抜く。ショウナンマヌエラは位置を後ろに下げる。4コーナーカーブ、ショウナンマヌエラが馬群に飲み込まれる。ヴィントシュティレも最終直線で馬群に飲まれる。先頭はランスオブクイーンに変わる。後ろからクイーンズウォークが先頭を伺う。しかし、馬群からステレンボッシュが割っていき、先頭に出る。ステレンボッシュが内で粘り込みに出るが、外からチェルヴィニアが襲いかかる。ステレンボッシュは粘るが、ゴール直線でチェルヴィニアに交わされ2着入線。チェルヴィニアが樫の女王の座に輝き、母チェッキーノの雪辱を果たすとともに人馬復活勝利を遂げた。

[回顧]
チェルヴィニアは見事復活勝利を遂げました。ルメール騎手も見事な捌きだったと思います。今後も楽しみな1頭です。
ステレンボッシュも最終直線で進路が塞がるところもありましたが、内でしっかりと追い込めました。チェルヴィニアに力負けしましたが、今後もどこかでGⅠを獲ると思います。
ライトバックも距離はもつどころか最終直線ではしっかりと末脚を使ってきました。後ろに位置取り過ぎた分、2頭と少し差が開いていましたので、もう少し前で競馬できることと立ち回りが課題になってくると思います。
タガノエルピーダは3番手で追い過ぎたのか16着は負け過ぎだと思います。まずは、しっかりと休みを取り、立て直してほしいです。

[次回]
次週は、日本ダービーです。3歳世代の頂上決戦です。日本ダービーは「最も幸運に恵まれている馬が勝つ」といわれていますが、ポテンシャルの高さが鍵になると思います。日本ダービーでは、前走皐月賞組の活躍がかなり目立ちます。馬券に入った馬全てが皐月賞組であることも多いです。皐月賞で5番人気以内の評価または5着以内の実績がある馬が特に活躍していますが、やはり3着以内だった馬が優秀です。皐月賞組以外であれば、青葉賞組や京都新聞杯組などの活躍もありますが、馬券に入っている馬はいずれも3番人気以内または連対以内でした。また、過去10年で馬券に入った30頭の馬の全てが重賞レースで連対経験があります。さらに、父が日本ダービーで優勝あるいは好走していた産駒は日本ダービーで好走しやすい傾向もあります。
注目はジャスティンミラノです。皐月賞を含め、これまで無傷の3連勝中です。共同通信杯では、朝日杯FSで優勝したジャンタルマンタルに1馬身半離して勝利しています。得意の東京で世代最高峰に輝き、父子ともに制覇なるか注目です。
レガレイラ、シンエンペラーは凱旋門賞の登録があります。ここできっちりと仕上げてくるでしょう。さらに、レガレイラの鞍上はルメール騎手に戻ります。ルメール騎手はオークスにつづく連覇、レガレイラはヒサトモ、クリフジ、ウオッカに続く史上4頭目の牝馬制覇達成なるか注目です。

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