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【中央競馬】宝塚記念 予想-大川馬天柳-

サイレンススズカ
父: サンデーサイレンス
母: ワキア
母父: Miswaki

1997年2月1日、京都芝1600mの4歳新馬でデビュー。7馬身差で圧勝し、ポテンシャルの高さを示しました。
しかし、次走弥生賞では、8着。その後のレースで2連勝しますが、東京優駿で9着となり、その後も勝ちきれないレースが続きました。
転機が訪れたのは、香港国際カップに出走したときでした。当時の主戦騎手は河内騎手でしたが、スプリンターズSでマサラッキに騎乗することになり、乗り替わりに。そこに、レジェンド武豊騎手が自ら騎乗したいと名乗りでて、コンビを組むことになりました。結果は5着に敗れたものの、武豊騎手はサイレンススズカは押さえない競馬が向いていると判断。以降、あの大逃げを取るスタイルになりました。バレンタインS以降、大逃げスタイルで破竹の6連勝を成し遂げます。しかし、天皇賞(秋)で悲劇が起こります。その時もいつものように大逃げに出ましたが、大ケヤキを通り過ぎところで故障を発生し、失速。左前脚の手根骨粉砕骨折と診断され予後不良に、安楽死の措置が取られました。なお、その年に、JRAより特別賞が贈られています。

宝塚記念でも、大外でしたが、サイレンススズカはそれと関係なく大逃げに出ていました。芝2200mで最終直線で詰め寄られる場面もありましたが、最後まで押し切ってゴールし、GⅠを初制覇しました。

今日行われる宝塚記念は13頭立てですが、当時サイレンススズカが出走した宝塚記念も13頭立てでした。上半期最後のGⅠレース。重馬場のグランプリで最後を締めくくるのはどの馬か。

[予想]
◎ドウデュース
○ジャスティンパレス
▲ルージュエヴァイユ
△ブローザホーン
△ベラジオオペラ

◎ドウデュース
有馬記念での復活劇は忘れられません。やはりイクイノックスに対抗できたのはこの馬のみだと思います。重馬場の不安もあげられますが、凱旋門賞当時のロンシャン競馬場の重馬場はマット運動のマットの上に走らされているようなもので、日本の重馬場とはまた違います。ドバイSCでは、進路を塞がれたことが敗因です。スムーズに行くことができれば、勝ち負けは間違いないでしょう。

○ジャスティンパレス
この馬も重馬場の不安があげられますが、天皇賞(春)では稍重で走っていました。もちろん、稍重と重は違いますが、稍重で3200mというタフな展開を上がり最速で走り勝利したことは評価できると思います。昨年は最強馬イクイノックスの出走もあり、勝ちきれないこともありましたが、鞍上もルメール騎手に戻ることもあり、チャンスはあると思います。

▲ルージュエヴァイユ
重賞は勝ちきれていませんが、牡馬相手でも善戦しています。また、外枠を得意としており、上がりも近4走で3位以内をマークするほどの脚を使えますので、外差しする可能性はあります。重馬場ですので、位置取り次第ですが、ここでも善戦してくるでしょう。

△ブローザホーン
京都大賞典の競走中止を除き、芝2200m以上ではGⅠ含め着外がなく、このメンバーでもトップレベルの実力はあります。道悪も苦としないので、もう少し内が欲しかったところです。

△ベラジオオペラ
古馬に対抗できる4歳牡馬で、大阪杯では有力馬が出走する中で見事にGⅠを制覇しました。今回は逃げる可能性はありますが、セントポーリアで逃げている経験があります。馬場が渋っている点もプラスで、マイペースに持ち込みたいところです。

[その他の出走馬の見解]
シュトルーヴェ
重馬場歓迎。見えない疲れがないか不安です。

ディープボンド
実績を見ても長距離向きで、GⅠの芝2200mでどこまでいけるか。

ヒートオンビート
年齢と今のメンバーでどこまでいけるか。

プラダリア
重馬場+京都は絶好のチャンス。

カラテ
得意の新潟でも馬券に入らなくなり、今回はチャレンジか。

ソールオリエンス
ここになって、馬体は本格化しつつあるかもしれない。鞍上も戻り、重馬場。どこまでいけるか。

ローシャムパーク
重馬場でもいけると思うが、メンバーは一気に強化されどこまでいけるか。

ヤマニンサンパ
GⅢで馬券に入った経験がないのは、かなりチャレンジになるだろう。

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