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【中央競馬】重賞ピックアップ-優駿牝馬・展望--大川馬天柳-

「樫の女王に輝くのはどの馬か」
3歳牝馬の最高峰に立つための総合力が試されます。特に、スピードに加えて芝2400mに対応するスタミナが試されます。また、ペースは比較的速いため、最後に切れ味を発揮するために脚を温存できるよう位置取りも重要になります。レースレベルは言うまでもなく、非常に高いため、レース経験が積み重なっていることに加え、3勝以上という高い実績が求められます。少なくとも過去のレースで馬券を外していないことが好走条件だと考えます。前走はGⅠであっても、4人気以内または3着以内を満たしていることが理想です(特に、忘れな草賞とスイートピーSは、勝利で臨みたい)。着差も1着馬と1.1秒以上あるとさすがに厳しいと思います。枠番では、3枠と6枠に入った馬が苦戦しており、特に、6枠は過去10年で馬券に入っていません。逆に、内枠、5枠、外枠が優勢であり、運も実力のうちというように、勝利の女神の恩恵も鍵になると思います。

注目は、断然、リバティアイランドでしょう。桜花賞、阪神JFを含む3勝、特に、桜花賞では最後方辺りからのごぼう抜き、上がり3F32.9秒での勝利は見事でした。優駿牝馬でも二冠目の期待がかかります。ただし、この馬で注意すべきことはラストの位置取りだと思います。いくら豪脚の持ち主であっても後ろ過ぎれば、差し届かない可能性はあります。4角は桜花賞のときよりも前で、少なくとも12番手以内に位置取ることが理想だと思います。
他に注目すべき馬は、コナコーストやソーダズリング、ペリファーニアです。コナコーストとソーダズリングは重賞を含め、連対を外していません。また、ソーダズリングは未勝利からのGⅡレース臨戦でしたが、2着と健闘しました。ペリファーニアは重賞を含め、複勝圏を外していません。持続的な脚を使えることが武器で流れに最後まで乗ることができます。
その他、桜花賞4着のハーパー、5着のドゥアイズ、馬場や出走頭数に泣いたライトクオンタムの巻き返しも注目です。

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