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【中央競馬】フェブラリーS 回顧-大川馬天柳-

今年は様々な馬が出走したフェブラリーSでしたが、重賞未勝利からGⅠを掴んだ馬が誕生しました。

[レース結果]
1着 ペプチドナイル
2着 ガイアフォース
3着 セキフウ(☆2)

6着 レッドルゼル(◎)
9着 ドンフランキー(▲)
12着 ドゥラエレーデ(○)

[レース回顧]
ドンフランキーが好スタートを切る。ダートに入り、ドンフランキーがそのまま先頭。先団は固まり、番手にウィルソンテソーロ、後ろにドゥラエレーデ、ペプチドナイル、さらに後ろで内にイグナイター、外にガイアフォース、真ん中にオメガギネスが追走する。セキフウは後ろから3番目、レッドルゼルは最後方の競馬に。向正面で徐々に間延びした展開になる。前半600mは33.9秒、かなりのハイペースになった。3,4コーナーカーブ、ウィルソンテソーロがドンフランキーを追い抜きにかかるが、まだ捕まらず、順番もほとんど変わらないまま最終直線へ。ドンフランキーが先頭をリードするも、開いた内からイグナイターが進出する。外からはペプチドナイル、間からはウィルソンテソーロもドンフランキーを捕まえに行く。残り200m付近でペプチドナイルが先頭に立つ。外後ろからタガノビューティーが2番手まで迫り、さらに後ろからガイアフォース、セキフウが追い込む。内で走っていたイグナイター、ドンフランキー、ウィルソンテソーロは苦しくなり後退。最後はペプチドナイル、タガノビューティー、ガイアフォース、セキフウが上位争いの攻防に。先に抜けたペプチドナイルが後ろ3頭を振り切りゴールイン。重賞未勝利から一転、GⅠホースになり、その名に込められた世界の名馬へ一歩近づいた。2着は最後まで追って伸びてきたガイアフォース、3着はセキフウ。タガノビューティーは惜しくもハナ差で4着であった。レッドルゼルは最後方から追い込むも、複勝圏に届かず、6着入線となった。

[レース短評]
今回のフェブラリーSでは、前半が34秒台を切る33.9秒でかなりのハイペースになった結果、上りはかかっていました。[出走馬診断]で示した通り、ペプチドナイルにとってよい展開になりました。また、重賞未勝利でしたが、今回の勝利をもってペプチドナイルの底力を改めて評価しなければなりません。今後、世界でも活躍する一頭になるでしょう。
ガイアフォースは母父血統と距離経験が見事にハマりました。選択の幅がさらに広がり、いつかGⅠを獲るかもしれません。1600m~1800mがちょうどよいかもしれません。
セキフウは今回も後ろからでしたが、今回のペースでしっかりと伸びてきました。ムラはありますが、堅実な末脚は今後の重賞に繋がるでしょう。
レッドルゼルは最後方で競馬をしたことが敗因だと考えます。もう少し前の方であれば、上位争いに入っていたのかもしれません。
ドンフランキーは先頭で頑張って走りましたが、さすがにこのペースでのマイルは苦しかったようです。短距離で改めて見直しです。
ウィルソンテソーロはとにかく発汗がひどかったです。おそらくかなりイレ込んでいたのかもしれません。今回は気持ちの問題です。

今回は上位人気総崩れの決着で完敗でした。自分自身もデータに頼るところもありましたが、今日のフェブラリーSの結果を見て、今までのレース内容をよりしっかり見るべきだと反省しました。次のGⅠは3月に行われる高松宮記念ですが、それまでに他の重賞予想をしながらより精度をあげていきたいです。

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