皐月賞が行われる前日、中山でもう1つの最高峰を争うレースが行われます。それは、中山GJです。このレースは中山障害4250mコースと日本国内の障害レースの中では、最長です。長丁場になることはもちろん、途中バンケットを通過したり、大竹柵など難関障害を飛び越えていったりするため、精神力も問われます。中山GJを制し、春の障害王者になるのはどの馬か。
[予想]
◎マイネルグロン
○エコロデュエル
▲ニシノデイジー
本命はマイネルグロンです。レースに復帰してから破竹の5連勝中です。特に、中山大障害では、ニシノデイジーに10馬身突き放す強い競馬をしました。J・GⅠ連覇は射程圏内でしょう。障害レースはオジュウチョウサンの活躍もあり、ステイゴールド産駒の活躍が際立ちますが、マイネルグロンもステゴ系であり、障害レースの時代はステゴ系にあるかもしれません。
エコロデュエルは中山大障害3着馬で、前走阪神SJでは、ニシノデイジーより先着の2着でした。このメンバーであれば、今回も上位争いに加わることができるでしょう。
ニシノデイジーは、2年前の中山大障害勝利馬です。昨年の中山GJでは、発馬がうまくいかなかったことや馬場状態など様々な要因が重なり、9着と崩れてしまいましたが、その年の中山大障害では、強敵マイネルグロンが現れるも、2着と王者としての維持を見せました。発馬や折り合いが鍵ですが、上位争いに加わることは可能でしょう。