中央競馬

【中央競馬】ヴィクトリアマイル 回顧-大川馬天柳-

[結果]
1着 テンハッピーローズ(☆)
2着 フィアスプライド(☆)
3着 マスクトディーヴァ(○)

4着 ドゥアイズ(△)
6着 ウンブライル(△)
7着 モリアーナ(▲)
8着 ナミュール(◎)

ナミュールが出遅れる。コンクシェルが好スタートを切り、そのまま先頭に出る。番手にフィールシンパシー、3番手はスタニングローズ。後ろにフィアスプライドが続き、マスクトディーヴァ、ウンブライル、ドゥアイズは中団。中団後ろにテンハッピーローズ、モリアーナとナミュールは後方競馬となった。600mは33.8秒。3,4コーナー、順番は変わらず、最終直線へ。残り400m、コンクシェルが先頭で粘る。マスクトディーヴァが囲まれ、うまく身動きができない。ナミュールも外に出せず、馬場の内寄りで馬群に入る。その間に、フィアスプライドが先頭に出るも、外からテンハッピーローズが襲いかかる。残り200mを通過したところで、テンハッピーローズが先頭になる。内からマスクトディーヴァが馬群を割って内から追い込む。しかし、テンハッピーローズが1馬身抜けてゴールイン。人馬ともにGⅠを初制覇し、春の女王の座を手にした。2着にフィアスプライドが粘り、マスクトディーヴァが3着まで追い込んだ。ナミュールも懸命に追い込んだが、8着までに留まった。

[回顧]
テンハッピーローズは展開もそうですが、東京芝との相性の良さがかみ合い、ブービー人気で大穴をぶち開けました。6歳ですので、今後の活躍に注目ですが、どこかでまた勝つと思います。
ナミュールは出遅れが全てでした。終始後ろを追う展開は苦しかったと思います。海外明けの影響も否定できません。今後の立て直しに注目です。
マスクトディーヴァは最後進路が塞がってしまったことが痛かったと思います。素質はありますので、いずれGⅠを獲ることを期待したいです。

今回、印を押さえた馬は3頭とも来ていましたが、そのうち2頭は☆印でした。テンハッピーローズはもう少し評価を上げられたと思います。もう少し時間があればの話ですが、これも自分がまだまだの証拠。選んでいる頭数もまだ多いので、より絞っていけるように精進していきたいです。

[優駿牝馬展望]
さて、来週はいよいよクラシックレース第2弾が始まります。来週は優駿牝馬(オークス)です。3歳牝馬の頂点がこのレースで決まりま。優駿牝馬は2400mという長い距離で行われますので、スピードに加え、スタミナも必須になってきます。
過去10年を振り返ると、前走桜花賞に出走していた馬が毎年いずれか1頭は馬券に絡んでいます。もちろん、桜花賞を勝利した馬が優駿牝馬で馬券に絡むことはありますが、着外で敗れた馬も巻き返すことはあります。特に、前走2番人気以内に推されていたが、敗退してしまった馬は巻き返すことが多いようです。
前走桜花賞組以外では、フローラS組、リステッド競走の忘れな草賞組が活躍しています。
過去10年で馬券に入った30頭のうち、29頭は2勝以上しています。ユーバーレーベンは優駿牝馬に出走するまでは1勝のみでしたが、重賞レースでは4度3着以内に入った経験がありました。また、馬券に入ったほとんどの馬が、重賞レースで勝利経験があります。

注目はステレンボッシュ。阪神JFでアスコリピチェーノと熾烈な追い比べを繰り広げ、2着に敗れましたが、桜花賞では、アスコリピチェーノを振り切り勝利しました。アスコリピチェーノはその後、NHKマイルに出走し、2着と好走しています。父がロベルト系、母父がキンカメ系の血統は東京の長い直線舞台で末脚を炸裂しそうな気配があります。ここでも引けを取らない走りで樫の女王に輝き、3年連続の桜花賞、優駿牝馬二冠馬が誕生するか注目です。
対するは、タガノエルピーダです。忘れな草賞では、2着と0.4秒差をつけて快勝。朝日杯FSでも牡馬相手に3着と好走しており、ステレンボッシュに対抗できそうです。
アドマイヤベルはフローラS馬で東京芝は3度出走し、[1-1-1-0]と合っています。距離不安があがっていますが、折り合えば2400mでも走れそうです。
出走登録段階で1強の雰囲気を醸し出しているステレンボッシュ。順当に勝つのか、下克上が起きるか注目の1戦です。

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