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【中央競馬】重賞ピックアップ-函館記念・展望--大川馬天柳-

仕事が一段落つきましたので、今回から重賞ピックアップの展望、予想、回顧を再び書いていきたいと思います。

今週は、函館開催を締めくくる函館記念があります。函館記念は、波乱決着が多く、人気薄も台頭しやすいレースです。中でも、特徴的なのが前走1番人気で評価された馬が過去10年で当レースに出走して3着1回のみであったこと、前走勝利した馬が1着1回、3着1回であったことです。逆に、前走6番人気以下だった馬の成績が[8-8-7-75]であり、また、6着以下だった馬の成績が[4-7-6-78]と上位人気、上位着順の馬より好走しています。斤量では、56kgを背負った馬が過去10年で4勝と最多勝を挙げていますが、複勝率では、55kgを背負った馬が[2-2-4-24]で25.0%と活躍しています。また、前走との斤量差が増減なしあるいは減っている馬の成績が[9-9-9-117]と圧倒しています。このレースでは、前残り傾向が強く、2020年のアドマイヤジャスタを除き、勝ち馬は4角4番手以内を通っています。
したがって、前走評価も結果も振るわず、斤量を55kgあるいは56kgを背負い、前走との斤量差も変わらずあるいは減っていて先行策をとる馬が勝ちやすいと思います。
注目はルビーカサブランカです。牝馬の成績は[0-0-1-7]と苦戦気味ですが、斤量2kg減ることはこの馬にとってプラス材料であり、55kgはこのレースに勝ちやすい斤量でもあります。また、前走巴賞は5着でしたが、唯一の牝馬出走ながら、牡馬と同じ57kgを背負い、上がり3F上位での5着は評価できると思います。

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