中央競馬

【中央競馬】重賞ピックアップ-中京記念・予想--大川馬天柳-

◎ウイングレイテスト
○ディヴィーナ
▲ルージュスティリア
△ヴァリアメンテ
△メイショウシンタケ
△ベジャール
△セルバーグ
△アナゴサン

今回は、少し時間に余裕がありましたので、各馬の分析を載せます。

△ヴァリアメンテ
左回りの経験は1回のみですが、2着ですので、おそらく左回りの心配はないと思います。芝1600mの実績は[1-0-0-1]、1つは3勝クラスのストークSで1着でした。ただ、メンバー構成を見ると、少し楽な相手だったかもしれません。もう1つは米子Sで6着でしたが、メンバー構成を見ると重賞実績のあるウインカーネリアンやミスニューヨークなど、レベルは高かったと思います。馬場が渋っても走れますし、むしろ時計のかかる馬場で好走が目立ちます。今回の斤量は55kg、今まで背負ってきて全て勝利しています。あとは、西村騎手がどこまでこの馬を扱えるか、そして、約1年の休み明けでどう走るのか、この2つが鍵になると思います。

シュリ
中京芝1600mの実績は[2-0-0-4]です。そのうちの3回は京都金杯で、5着1回、残り2つは掲示板を外しています。この馬も時計のかかる馬場がよく、またスローペースでの好走が目立ちます。特に、関屋記念のようにかなりのスローになると前で逃げても残りやすいです。今回、得意内枠に入っていますが、中京で行われた2012年~2019年の7歳馬の成績は2着1回のみと苦戦気味で、特に中京芝の重賞で少なくとも3着以内の実績がないと苦しいでしょう。

アドマイヤビルゴ
前走谷川岳Sでは、シンガリでしたが、半年の休み明け、重馬場かつ斤量60kgは過酷だったと思います。ただ、度外視したいところですが、ダメージがどのくらい減っているのかが気になるところです。これまでのレースを見ると、カシオペアSでプログノーシスの追い上げから逃げ切って勝利したり、ケフェウスSでアラタの着差なしの2着だったりと重賞級の馬と善戦できるほど、素質は高いと思います。ただし、いずれのレースも非重賞のオープンレースであり、重賞レースでは、まだ目立った活躍はありません。今回、斤量が減ったとはいえ、57.5kgで好走できるかといえば、疑問です。

△メイショウシンタケ
この馬は上がりがかかれば、好走しやすい傾向にあります。前走米子Sでも、上がりがかかった分、しっかりと伸びて勝利しました。今回も、上がりがかかればチャンスですが、左回りはまだ馬券に入ってことがなく、内枠との相性もあまりよくありません。また、小倉で未勝利戦を勝利した後、連対実績を残しているのは阪神のみであり、未勝利戦以来の中京芝で好走できるかどうかは疑問です。2戦勝利に導いた藤岡康太騎手がどこまでリードできるかが鍵になると思います。

ワールドウインズ
芝1600mは9回出走して、2着1回のみです。大崩れはありませんが、なかなか勝ち切ることはできていません。16頭立てのレースや7月のレースも馬券に入っておらず、この馬にとっては条件の合わないレースになるかもしれません。

△セルバーグ
条件戦では、始めの1勝クラスでは6着でしたが、その後は3着、1着、3着、1着、1着とオープン入りを果たしました。力はあると思います。どちらかといえば、時計のかかる馬場向きですが、展開次第では、高速馬場にも対応できそうです。また、タフな馬場にも対応することができ、重馬場でも走ることができます。前走は直線不利があって、好走できませんでしたが、オープン入り初戦の六甲Sでは、4着まで善戦しましたし、実績を積んできた中京芝で変わり身は期待できると思います。あとは、メンバーを見ると、おそらく逃げに出るかもしれません。どこまでやれるかです。

△アナゴサン
中京芝では[0-3-0-1]、芝1600mでは[1-0-1-2]と成績はあまり悪くありません。また、あまり大崩れすることなく、掲示板に入ることも多いです。ただし、恩恵を受けての好走をしている部分もありますので、レース展開次第になると思います。近5走の脚質を見ますと、先行傾向にありますが、今回のメンバーを見ると、おそらく番手につくかもしれません。また、今回、国分騎手が久々に鞍上しますが、実は過去に3回鞍上して、いずれも大敗しており、相性はあまりよくないかもしれません。どんなレース展開にするかが鍵になると思います。

サブライムアンセム
この馬はまず発馬がうまくいくかいかないかで今後の展開に左右されます。フィリーズレビューのように、差し有利の展開になれば、あとは追い比べになると思いますが、出遅れないほうが好走しているように見えます。ただ、中京競馬場で行われる中京記念では、差し・追込有利ですので、展開次第で一発あるかもしれません。

ホウオウアマゾン
芝1600mの成績は[3-3-0-6]です。中京芝1600mは1回出走し、勝利していますが、そのときは2歳限定、5頭出走の野路菊Sでした。それ以来になりますので、中京は久々ですが、対応できると思います。一時は不調な時期はありましたが、重賞勝利経験はありますので、力はあると思います。あとは、海外帰り初戦であること、そのレースで斤量59kgを背負っていたこと、そして、今回斤量58kgを背負うことでどう出るかだと思います。

◎ウイングレイテスト
芝1600mでは、あまり大崩れすることはなく、善戦することができます。中京芝は、[0-0-1-1]ですが、そのうち1回はあまり得意ではない重馬場でのレースでした。今回も良馬場でのレースになると思います。あとは、追い切りと当日の状態次第でしょう。

○ディヴィーナ
中京を得意としており、馬券を外したのは1回のみ、その1回も4着でした。条件戦でも、全て中京芝1600mで勝利しています。そのうち、2勝クラスでは、重賞で活躍しているジャスティンカフェに1.1/2馬身離して勝利しています。前走ヴィクトリアマイルでは、後方から鋭い脚を使い、4着まで追い込みました。今回も後ろで脚をためれば、一発あるでしょう。

ダノンスコーピオン
アーリントンSを勝利した後、NHKマイルでも勝利しました。富士Sでも3着でしたが、マイルCS以降、不調が続いています。中京芝は初めてで変わり身があるかどうかのところですが、斤量59kgでどこまでいけるかです。

△ベジャール
前走はダートで勝利しているように、パワータイプだと思います。芝1600mは[0-0-1-2]で大崩れはありませんが、馬場次第になるでしょう。

カイザーミノル
最近のレースでは、大敗が目立ちますが、中京芝は大崩れがありません。合うのだと思います。一発を期待したいところですが、年齢的に微妙なところです。

ミッキーブリランテ
斤量57kg以上で馬券に入ったのは東風S2着の1回のみです。左回りの成績は[1-0-0-8]で掲示板までいくことはありますが、なかなか馬券に入りきれません。前走安土城Sは5着、今回距離延長と斤量57kgでどこまでやれるかです。

▲ルージュスティリア
この馬が人気する理由は3つ考えられます。1つ目は新馬戦で二冠馬スターズオンアースに勝利していること、2つ目は中京芝で2勝していること、3つ目は中京芝1600mを得意とする川田騎手が鞍上することです。また、馬番16番は大外枠ですが、2012年~2019年に行われたレースで複勝率37.5%と好成績を残しています。斤量も53kgですので、これでどのような走りを見せるのか注目です。

今後も時間に余裕がありましたら、各馬の分析を載せていきたいと思います。

-中央競馬