先週から秋のクラシックトライアルが始まっています。先週は紫苑Sがありました。紫苑Sは今年からGⅡに格上げされています。最終直線でヒップホップソウルが抜け出したとき、そのまま押し切るかと思いきや、モリアーナが驚異の末脚で差して来ましたね。競馬も最後まで何が起こるかわかりません。
さて、今週は秋華賞トライアルレースであるローズSがあります。ローズSも4年ぶりの阪神開催になります。また、中京開催のときは芝2000mでしたが、阪神開催では芝1800mで行われます。したがって、展開やラップが違って来ますので、その点しっかりとおさえておきたいですね。少しコースについて独自の解釈を述べますと、第2コーナーの近くからスタートし、外回りのコースを使って第4コーナーを通ります。第4コーナー、残り3F付近では、下り坂があり、ペースが速くなるため、3Fのスパート戦になります。したがって、普段から上がり3Fを3位以内に入っている馬が有力になりますが、切れ味のある馬が勝てるかといえば、そうとは限りません。第4コーナー、残り3F付近でペースが上がるということは、残り3F付近の時点で速い脚を使い、そこから速い脚を保つための持続力が必要になります。したがって、上がり3Fを3位以内にマークできるかつ速い脚を持続的に使える馬を狙っていくとよいでしょう。
過去データの傾向を見ますと、中京開催を含め、毎年1頭は優駿牝馬から出走した馬が馬券に絡んでいます。ローズSは、毎年多くの前走優駿牝馬組の馬が出走し、4着以内の馬を中心に活躍が目立ちますが、2ケタ着順だった馬も巻き返すことはあります。キャリアは5、6戦経験の馬の活躍が目立ちます。
注目はラヴェルです。アルテミスSで二冠馬リバティアイランドをおさえて勝利しましたが、その後阪神JF、桜花賞では、どちらも11着と不調でした。しかし、優駿牝馬では4着と健闘し、調子を取り戻してきていると伺えます。キャリアも5戦ですし、ここは復活の勝利を遂げるチャンスになると見ています。
今年の優駿牝馬組はほかに、ソーダズリングとレミージュがいます。3頭とも実績や調教内容等を見なければなりませんが、いずれもおさえておきたいところです。
今週は、菊花賞トライアルセントライト記念があります。そちらも時間があれば、予想を投稿していきたいです。