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【中央競馬】天皇賞(春)予想-大川馬天柳-

淀の舞台で行われる最強ステイヤーと古馬最強を決めるレース。伝統の盾を手にし、最強を証明するのはどの馬でしょうか。なお、残念ながら、ヒンドゥタイムズは出走取消になっております。

[各出走馬の見解]
サリエラ
ダイヤモンドSではテーオーロイヤルと着差のない2着でした。長距離の適性はありますし、良血が光っていると思います。実績を見る限り、東京のほうが合う印象ですが、エリザベス女王杯での走りや血統との相性から、京都も合うと思います。最内1番はジャスティンパレスやキタサンブラック、ゴールドシップも入って勝利した馬番です。ビートブラックも馬番1番に入り、大穴を開けました。チャンスはあると思います。

プリュムドール
2500m以上のレースにおいて、上り3Fは全て3位以内をマーク。長距離で脚を発揮できるタイプだと思います。しかし、後方で競馬をする傾向にありますので、少し前目で控えるとチャンスはあるかもしれません。

ワープスピード
古都Sを勝利してオープン入り。ステイヤーズSで重賞初挑戦、4着と健闘。ダイヤモンドSでは3着、阪神大賞典では2着とステイヤーとしての力をつけています。GⅠ初挑戦ですが、ここでも好走しそうです。

ブローザホーン
2200m以上のレースでは、競走中止となった京都大賞典を除き、着外はありません。京都芝では、烏丸Sと日経新春杯でいずれも上り3F1位で1着入線しており、合っていると思います。ここでも上位争いになると思います。

ディープボンド
GⅠでは、有馬記念2着、3年連続天皇賞(春)2着の実績があります。しかし、これらの2着はいずれも鞍上が和田竜二騎手でした。今回、和田騎手はプリュムドールに騎乗、したがって、乗り替わりになります。今回鞍上の幸騎手は過去10年の天皇賞(春)で[0-0-0-6]、調教師、馬主、岩田望来騎手からの乗り替わりの相性も振るわず、7歳になったディープボンド自身の力で今までのようにいけるかです。

タスティエーラ
クラシック三冠では、皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着と活躍しました。前走大阪杯は11着と崩れましたが、体調がよくなかったようです。今回はモレイラ騎手と再びタッグを組み、期待がもてそうです。

ゴールドプリンセス
松籟Sで勝利し、オープン入り。天皇賞(春)はチャレンジになりそうです。

シルヴァーソニック
2021年のステイヤーズS以来ずっと3000m以上のレースに出走し、[2-0-4-2]と実績を残しています。前走阪神大賞典では、久々のレースで息も上がっていたようです。昨年の天皇賞(春)では3着入線していましたが、8歳になり、今までのように力を出せるかどうかは疑問です。

サヴォーナ
神戸新聞杯と日経新春杯で2着の実績があり、中長距離の適性はあると思いますが、菊花賞や前走の阪神大賞典の走りを見る限り、3200mは長いように感じます。

マテンロウレオ
近走は、凡走が続いていますが、前走の日経賞4着や昨年の天皇賞(春)5着のように長距離では健闘しています。鞍上も引き続き、横山典弘騎手であり、何か起こしてくれそうな気配があります。

ドゥレッツァ
菊花賞ではGⅠ初挑戦で大外の馬番に入りましたが、3馬身以上離して圧勝、破竹の5連勝でした。勝ち時計3:03.1は僅かながら、キタサンブラックやサトノダイヤモンドより速いです。金鯱賞→天皇賞(春)のローテはあまり見ないかもしれませんが、ゆったりとしたローテで調整していこうという意図があってのものです。金鯱賞では2着でしたが、1着は中距離GⅠ級のプログノーシスでした。残念ながら、ルメール騎手の落馬負傷の影響により、乗り替わりになりますが、戸崎騎手は日本海Sで勝利に導いています。天皇賞(春)はディープ系やステゴ系の産駒の活躍が目立ちますが、ドゥレッツァはキンカメ系のドゥラメンテ産駒として新しい風になりそうです。

スカーフェイス
前走は大阪-ハンブルクCで4着。後方競馬の傾向が強く、ここではチャレンジになりそうです。

テーオーロイヤル
骨折明け2戦目のステイヤーズSで2着、ダイヤモンドSで復活の勝利をあげ、前走阪神大賞典では5馬身差の圧勝とステイヤーとして本格化し、今勢いのある馬です。天皇賞(春)は過去に1回出走したことがあり、3着と好走しています。ここでも上位争いに加わると思います。1点気がかりなのは、最終追い切りで2頭の3歳馬に遅れて入線したことです。これがどう出るかがポイントの1つだと思います。

メイショウブレゲ
7戦連続上り3F3位以内をマークしているということはしっかりと脚を使うことができると思いますが、後方競馬の傾向が強く、長丁場で強力なメンバーがいるレースではチャレンジになりそうです。

チャックネイト
15戦出走し、全て着外なし。3000m以上のレースは初めてで、かつ初輸送もありいくつかクリアすべき課題はありますが、力のある馬でここでも健闘する可能性はあります。

スマートファントム
御堂筋Sを勝利しオープン入り。3000m以上のレース初出走で強力なメンバーがいますので、チャレンジになりそうです。

ハピ
ダートから芝に替えてのGⅠ初挑戦です。前走大阪-ハンブルクCでは、9着でしたが、最終直線で前に抜け出そうとしたところを進路が塞がれて抜け出せませんでした。もし、抜け出していたら、1着まで追い込むことのできる勢いがありました。天皇賞(春)ではチャレンジになりますが、内寄りの枠に入れば、面白い存在になると思いました。

[印]
◎ドゥレッツァ
○テーオーロイヤル
▲タスティエーラ
△ブローザホーン
△ワープスピード

☆チャックネイト
☆サリエラ
☆マテンロウレオ
☆ディープボンド
☆シルヴァーソニック

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